「人生100年時代」のインプラント治療の考えかた

書誌情報

【編著】窪木拓男 鈴木秀典
【著】菊谷武 片山昇 山口千緒里 中居伸行 岸本裕充 髙岡一樹 吉川恭平 玉岡丈二

ISBN 978-4-8160-1390-4

販売価格 7,800円(税込8,580円)

■A4判 ■オールカラー ■96頁 ■2021年4月
インプラントは、死の直前まで患者さんの役に立ち、終末期にも邪魔にならずにすむ可能性があります。
患者さんの外来通院が難しくなり、要支援・要介護状態になった場合に、どのように予見しどういった対応ができるのでしょうか。

「インプラント埋入の患者さんの高齢化」や「これからインプラント治療をうける高齢者」を想定し、インプラントが患者さんの人生のよりよい伴侶となり、最期の瞬間まで不利にはたらかないために「今どのようにすべきか」をさまざまな知識や経験をおもちの先生がたに具体的に臨床例やポイントを挙げていただきました。

長期症例も交えながら、在宅・施設への訪問診療、メインテナンスから考える上部構造、IOD・IARPDの具体例、ミニインプラントなどの活用例、手術にともなう全身・外科関連の注意など、さまざまな切り口から「人生100年時代」のインプラント治療に不可欠な知見が丸ごと詰まった1冊。
目次
Chapter ❶ 今考えなければならない高齢者インプラントの問題点
 01 患者の高齢化
  1.「人生100 年時代の到来」
  2.口の健康と健康寿命
  3.高齢者の歯の現状
 02 高齢者のインプラント治療
  1.インプラント治療の現状
  2.インプラント使用患者の高齢化による問題
  3.高齢患者へのインプラント提供の意義
 03 高齢患者のインプラント長期使用事例
  1.約20 年が経過した事例
  2.約30 年が経過した事例
 04 インプラントは患者の人生にプラスとして活かせるか
   Column 介護保険施設、在宅における多職種ミールラウンドや口腔栄養関連サービスとは 1

Chapter ❷ 日本人はどう老いるのか?
 01 高齢者の実態と口腔機能の変化
  1.患者の多くは、通院不可能に陥る
  2.口腔機能はどう変化していくのか?
 02 患者のステージによって咬合支持の存在は相対的にその効力を失う
  1.咬合支持の存在とADL や栄養状態の維持との関連
  2.歯科は高齢者、要介護高齢者に冷たい?
   Column 介護保険施設、在宅における多職種ミールラウンドや口腔栄養関連サービスとは2

Chapter ❸ 介護を見据えたインプラント治療を考える
 01 訪問診療でのインプラントの現状
  1.日本の高齢化とインプラント治療
  2.インプラントによるすれ違い咬合のリスク
  3.固定性補綴装置のリスク
 02 介護を見据えた今後の歯科医療の課題
  1.歯科/歯科連携を考える
  2.介入時期を考える
 03 介護を見据えたインプラント治療の要件とは?
  1.介護でのインプラントの要件
 04 インプラント支台のクラスプデンチャーは有効か?
  1.有効性の考察
  2.症例紹介
   Clinical Case 臨床例
    訪問診療でのインプラント補綴に対するシングルデンチャーへの対応
    訪問診療の患者に対し、外来通院を交えて治療を行ったケース

Chapter ❹ インプラント患者の高齢化に寄り添う
 01 高齢者にとってのインプラント治療 ー歯科衛生士の視点からー
  1.インプラント希望患者に必要な準備
  2.長期にわたって患者に寄り添う
   Column コロナ禍における訪問口腔ケア時の身支度について
 02 患者の高齢化にあわせた メインテナンスの工夫
  1.疾患に起因した清掃困難への対応
  2.患者や介助者による清掃を適切に行うには
 03 患者と介護者にとって メインテナンスしやすい上部構造
  1.清掃性に優れた補綴装置とは
  2.上部構造の形態修正と清掃性の向上
 04 訪問口腔ケアの実際
  1.訪問口腔ケアの手順
  2.器材と清掃用具
  3.口腔清掃の手順例
  4.まとめ
   Column 忘れ物の際の工夫

Chapter ❺ 高齢者補綴の最後の砦 ーインプラント・オーバーデンチャー(IOD) ー
 01 高齢者に対する インプラントとIOD の現在
  1.経済的負担
  2.心理的負担〈 患者側のドグマ〉
  3.生物学的負担〈 歯科医側のドグマ〉
 02 典型的2-IOD 症例と その問題点
  1.外科的問題点
  2.補綴的問題点
   Column 義歯の質が患者の満足度に及ぼす影響
 03 1-IOD の可能性 ー最小限の介入で最大の効果をー
  1.低侵襲な術式
  2.インプラントの埋入方向
   Column IOD は患者の栄養摂取を向上させるか?
 04 ミニインプラントによる 無剥離無切開 4-IOD
  1.O- ボールアタッチメントによる4-IOD
  2.ロケーターアタッチメントによる4-IOD
 05 IARPD で老化に備える
  1.右上4、6 相当部にインプラントを埋入〈上顎7- | -267 IARPD〉
  2.上顎7、7 相当部にインプラントを埋入〈上顎7-3 | 4-7 IARPD〉

Chapter ❻ 高齢者の抜歯、インプラント手術の判断と注意点
 01 インプラント患者の高齢化に伴って配慮すべきこと
  1.高齢化に伴うリスク評価
  2.医科からの処方に伴う注意点
  3.歯科からの処方に伴う注意点
  4.高齢による能力の低下
  5.高齢者への抗菌薬の投与
  6.鎮痛薬の効果的な使い方
 02 抜歯やインプラント手術をしてはいけないと判断するとき
  1.手術(抜歯やインプラント含む)の禁忌症
  2.インプラントに特徴的な禁忌症
 03 有病者へのインプラント手術例
  1.高血圧症
  2.虚血性心疾患
  3.抗血栓療法を受けている患者
   Column 術中止血困難の場合
 04 骨吸収抑制薬使用中の 患者への対応
  1.ARA の使用を確認する
  2.ARONJ の基礎知識
  3.ARA と抜歯
  4.ARA とインプラント埋入
  5.メインテナンス中にARA が開始される場合
 

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